2016年 12月 18日
京急の魅力。 |
品川(泉岳寺)から三浦半島を結ぶ京急電鉄。
僕の地元は、京急沿線とは離れていますが、横浜・横須賀方面に行く時や、仕事で、たまに乗ります。
何度か乗車すると気付く、知ると虜になってしまう程、京急には、独特な魅力があります。
鉄道会社により、車両のこだわり、運行管理、お客様への対応などなど、さまざまですよね。
まぁ、誰がどうみても最悪なのは、JR東日本ですけど、トータルで最高に良いのは、東日本圏内だと間違いなく京急でしょう。
そんな京急、あのカーブの多い線形のわりに、最高速度120㎞と高速運転している事以外に、僕が魅力と感じる事を、ちょっと書いてみたいと思います。
●車両
最近は、さすがの京急もステンレス車が増え、ちょっと京急らしさが薄れましたが、京急には関東の通勤電車では珍しいオールクロスシートの車両があったり、カッコいいのは、前面にワイパーカバーがあって、ワイパーがすっぽり隠れる斬新な車両があったり、有名どころで言えば、ドレミファインバーターと呼ばれる、発車時に音階を奏でるモーターを使った車両があったり、こだわりがある車両が多いんです。
※ドレミファインバーターは、制御器の更新で、もうすぐ消滅します。
●種別
今やあちこちで、昔からある快速・急行・特急 以外に、新たに 快速急行・準特急など、聞きなれない種別が急にやたら増えましたが、京急ではかなーり昔から、快速特急(快特)の設定があったり、通勤時間帯に、ちょっとプラス料金を払えば、確実に着席出来る Wing号の運行が何年も前からある事。
最近他の鉄道会社がやりはじめた、もしくは、やりはじめようとする事は、京急では昔からふつうにやってる。
●言葉の使い方
普通の事を、普通車と呼ぶ。
(最近は、普通または普通電車と言うようになってしまいましたが。)
ホームでの放送、一般的には、「乗り降りは…」と言うが、京急では基本的に、「降り乗りは…」と言う。
確かに、降りる人が先で、乗る人が後ですから、京急の言い方のほうが順番的には正しい。
ドア閉めの放送もそうだ、
一般的には、「ドア が 閉まります」と言うのに対し、京急は、「ドア を 閉めます」が基本。
確かに、車掌にしても駅員にしても、ドアを操作する側ですから、ドアが…ではなく、ドアを…の案内のほうが、乗客に対しての言葉として正しい。
●ダイヤ
常に京急を使っている人がよく言う・・・
京急は遅れない!、止まらない! と。
そうなんです、何かトラブルがあっても、回復がメチャクチャ早く、運転を見合わせている時間が圧倒的に短いんですよ。
それが、噂の「逝っとけダイヤ」。
文字通り、どこかで運行に支障が出た場合、ふつうならほとんどの区間で運転を見合わせて、解決してから運転再開になりますが、京急は違うんです。
支障が出た車両以外は、とりあえず行けるとこまで、行っちゃえ!なんです。
実は、行けるとこまで行っちゃえをやっても、どうにかなるよう、独自な体制をとっているんです。
(その分、途中で急に、行先変更や運転打ちきりもありますが、乗客にしてみれば、行けるとこまで行ってくれたほうが良いでしょ!)
逝っとけダイヤに合わせ、遅延だけをみても、「京急最強説」というのがある。
首都圏を走る鉄道路線において、遅延率を調べたもの(ネットで検索すると出てきます)がありますが、圧倒的に遅延率が低いんです京急。
都内のターミナル駅に乗り入れていて、直通運転している幅も広く、過密ダイヤなのに、ほとんど遅れないんです。
これは、たまたま遅れが少ない路線なのではなく、遅れないようにやっているんです!
その理由は、いろんな事の対応が重なっているので、書ききれません・・・。
それから面白いのが、平日の下り最終電車が「特急」、それも途中駅での普通電車との接続無し。
ふつう最終電車といえば、普通(各駅停車)ですよね。
これは、一見「は!? なんで最終が特急なんだよ、困るだろ!」と思うかもしれませんが、普通が最終だと時間がかかり短距離で終点となってしまいます。
でも特急なら、かなりのとこまで行けるんです。
そしたらあとは、特急停車駅からなんとか帰れるだろう・・・というのが京急の考えではと僕は思います。
本来、普通電車が最終なところ、プラスアルファ的に特急を用意してくれている、そんな気がします。
●安全面
京急を走る車両は、自社の車両だけでなく、直通してくる、都営・京成・北総の車両も全て、先頭車両がモーター車である事が鉄則になってます。
万一事故が起きた場合も含め、先頭が重いと安定するからなんです。
首都圏の電車は編成が長いんで、重さ配置のバランスから、先頭がモーター車ってあまり無いんですよ。
数年前、土砂崩れに突っ込んで脱線する事故がありました。
この時、土砂崩れの先がすぐトンネルだったんですが、脱線したにも関わらず、うまくトンネル内に滑り込んだんです。
これたぶん、先頭がモーター車でなく軽かったら、土砂に乗り上げた反動が大きく、ひょっとしたら、トンネルの淵にぶつかって、もっと大惨事になっていたと思われます。
かなり昔の事故からの教訓で、先頭は重いほうが良いと徹底してきた事が、事故も最小限に留める事に繋がってます。
それと、ちょっとしたコトで言えば、普通電車が特急や快特などの待ち合わせや通過待ちの際、普通電車の運転士・車掌さんは、必ずどの駅でも、追い抜いていく列車側の安全確認や発車合図を行っている。
これは見て頂くと分かりますが、簡単な内容ではあるものの、あそこまでしっかりやるのは京急ぐらい。
とまぁ、こんなところで・・・。
他にも、まだまだありますが、超長くなりそうなので、やめときます!
ちょっと目を向けるだけで、他の鉄道会社と比べものにならない程の、こだわりや対応の良さ、面白さなど、きっと魅力を感じる事が出来るでしょう。
逝っとけダイヤや、京急最強説など、その他の独特な良さを含め、人はそれを「京急クオリティー」と呼ぶ・・・。
僕の地元は、京急沿線とは離れていますが、横浜・横須賀方面に行く時や、仕事で、たまに乗ります。
何度か乗車すると気付く、知ると虜になってしまう程、京急には、独特な魅力があります。
鉄道会社により、車両のこだわり、運行管理、お客様への対応などなど、さまざまですよね。
まぁ、誰がどうみても最悪なのは、JR東日本ですけど、トータルで最高に良いのは、東日本圏内だと間違いなく京急でしょう。
そんな京急、あのカーブの多い線形のわりに、最高速度120㎞と高速運転している事以外に、僕が魅力と感じる事を、ちょっと書いてみたいと思います。
最近は、さすがの京急もステンレス車が増え、ちょっと京急らしさが薄れましたが、京急には関東の通勤電車では珍しいオールクロスシートの車両があったり、カッコいいのは、前面にワイパーカバーがあって、ワイパーがすっぽり隠れる斬新な車両があったり、有名どころで言えば、ドレミファインバーターと呼ばれる、発車時に音階を奏でるモーターを使った車両があったり、こだわりがある車両が多いんです。
※ドレミファインバーターは、制御器の更新で、もうすぐ消滅します。
●種別
今やあちこちで、昔からある快速・急行・特急 以外に、新たに 快速急行・準特急など、聞きなれない種別が急にやたら増えましたが、京急ではかなーり昔から、快速特急(快特)の設定があったり、通勤時間帯に、ちょっとプラス料金を払えば、確実に着席出来る Wing号の運行が何年も前からある事。
最近他の鉄道会社がやりはじめた、もしくは、やりはじめようとする事は、京急では昔からふつうにやってる。
●言葉の使い方
普通の事を、普通車と呼ぶ。
(最近は、普通または普通電車と言うようになってしまいましたが。)
ホームでの放送、一般的には、「乗り降りは…」と言うが、京急では基本的に、「降り乗りは…」と言う。
確かに、降りる人が先で、乗る人が後ですから、京急の言い方のほうが順番的には正しい。
ドア閉めの放送もそうだ、
一般的には、「ドア が 閉まります」と言うのに対し、京急は、「ドア を 閉めます」が基本。
確かに、車掌にしても駅員にしても、ドアを操作する側ですから、ドアが…ではなく、ドアを…の案内のほうが、乗客に対しての言葉として正しい。
●ダイヤ
常に京急を使っている人がよく言う・・・
京急は遅れない!、止まらない! と。
そうなんです、何かトラブルがあっても、回復がメチャクチャ早く、運転を見合わせている時間が圧倒的に短いんですよ。
それが、噂の「逝っとけダイヤ」。
文字通り、どこかで運行に支障が出た場合、ふつうならほとんどの区間で運転を見合わせて、解決してから運転再開になりますが、京急は違うんです。
支障が出た車両以外は、とりあえず行けるとこまで、行っちゃえ!なんです。
実は、行けるとこまで行っちゃえをやっても、どうにかなるよう、独自な体制をとっているんです。
(その分、途中で急に、行先変更や運転打ちきりもありますが、乗客にしてみれば、行けるとこまで行ってくれたほうが良いでしょ!)
逝っとけダイヤに合わせ、遅延だけをみても、「京急最強説」というのがある。
首都圏を走る鉄道路線において、遅延率を調べたもの(ネットで検索すると出てきます)がありますが、圧倒的に遅延率が低いんです京急。
都内のターミナル駅に乗り入れていて、直通運転している幅も広く、過密ダイヤなのに、ほとんど遅れないんです。
これは、たまたま遅れが少ない路線なのではなく、遅れないようにやっているんです!
その理由は、いろんな事の対応が重なっているので、書ききれません・・・。
それから面白いのが、平日の下り最終電車が「特急」、それも途中駅での普通電車との接続無し。
ふつう最終電車といえば、普通(各駅停車)ですよね。
これは、一見「は!? なんで最終が特急なんだよ、困るだろ!」と思うかもしれませんが、普通が最終だと時間がかかり短距離で終点となってしまいます。
でも特急なら、かなりのとこまで行けるんです。
そしたらあとは、特急停車駅からなんとか帰れるだろう・・・というのが京急の考えではと僕は思います。
本来、普通電車が最終なところ、プラスアルファ的に特急を用意してくれている、そんな気がします。
●安全面
京急を走る車両は、自社の車両だけでなく、直通してくる、都営・京成・北総の車両も全て、先頭車両がモーター車である事が鉄則になってます。
万一事故が起きた場合も含め、先頭が重いと安定するからなんです。
首都圏の電車は編成が長いんで、重さ配置のバランスから、先頭がモーター車ってあまり無いんですよ。
数年前、土砂崩れに突っ込んで脱線する事故がありました。
この時、土砂崩れの先がすぐトンネルだったんですが、脱線したにも関わらず、うまくトンネル内に滑り込んだんです。
これたぶん、先頭がモーター車でなく軽かったら、土砂に乗り上げた反動が大きく、ひょっとしたら、トンネルの淵にぶつかって、もっと大惨事になっていたと思われます。
かなり昔の事故からの教訓で、先頭は重いほうが良いと徹底してきた事が、事故も最小限に留める事に繋がってます。
それと、ちょっとしたコトで言えば、普通電車が特急や快特などの待ち合わせや通過待ちの際、普通電車の運転士・車掌さんは、必ずどの駅でも、追い抜いていく列車側の安全確認や発車合図を行っている。
これは見て頂くと分かりますが、簡単な内容ではあるものの、あそこまでしっかりやるのは京急ぐらい。
とまぁ、こんなところで・・・。
他にも、まだまだありますが、超長くなりそうなので、やめときます!
ちょっと目を向けるだけで、他の鉄道会社と比べものにならない程の、こだわりや対応の良さ、面白さなど、きっと魅力を感じる事が出来るでしょう。
逝っとけダイヤや、京急最強説など、その他の独特な良さを含め、人はそれを「京急クオリティー」と呼ぶ・・・。
by bright-grandis
| 2016-12-18 19:18
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